Gravel road

遊び・仕事・日常を綴った不定期日記(画像は7月14日樽前山の雲海)

24thサフォークランドマラソン ’10.07.26

結論を先に言うと完走できた。
言葉に記すと簡単だが結構辛かったぞ。


絆創膏を用意し準備は万端だった。
2010GSIMG_1646.jpg



※標題のタイトルは勝手に命名。
正しくは第24回サフォークランド士別ハーフマラソン大会。

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コースの知識もなく、いかにも速そうで贅肉のないランナーを見ていると場違いな所に来たと
小さなハートが押しつぶされそうになる。それだけならまだしも、前回投稿通り足切りを知っ
て正直狼狽した。完走だけを心のよりどころとして参加した初めての21km。それが達成で
きない公算が高くなると気持ちがしぼむ。

こう考えるのがオレの悪い癖。
何事にも直ぐ結果を求めてしまい、「上手く出来ない事=良くない事」と位置づけてしまう。ハー
ドルを高く設定しちゃうので自分自身で楽しみの間口を狭めているようだ。

頭を切り換える
まぁチャレンジャーのオレが完走しようとリタイヤ救護バスに収監されようと体制に影響はナシ!
のっけから結果を残そうと考えるのはチョットばかりおこがましいしいしね。

10:00スタートに併せウォーミングアップ。
軽く町内走ってアップ完了。
ポケットにはちっちゃな汗ふきタオルと給水容器。そして車の鍵を持ってスタート位置に立つ。
忘れてならないのは絆創膏をアソコに貼る事♪

恨めしいくらいの晴天。
どうせなら大雨でも降って中止になったらいいのに、なんて“走らなくて済む”口実を探って
みたり(笑) 招待選手を先頭に一般参加者は適当に並ぶ。腕に覚えのある方は先頭に行き、そ
うじゃない人は後方にならび始めている。もちろん自分は最後尾にした。

コースは1周10km強を2周する。
市街地から住宅街、そして畑を走る高低差が少ないコースレイアウトだった。
同じ所2周するのは景色としての新鮮さは薄れるが、どの程度走ったか掴めるので体力マネジメ
ントには向いている。距離数が書かれているキロポスト(正式名称不明)がもう少し多いと走りや
すいんだけどな。

そしてスタート。
他人は関係ない、あくまで自分のペースを守り完走を目指す。
スタートを待つ10km参加者の大声援を受け市街地を抜ける。
最初に頑張りすぎると後半体力が持たないので、限られたエネルギーの分配に留意する。
反面、足切りが脳裏をよぎり体力温存が仇にならないかが心配の種。
頭を切り換えたはずだけど、既に完走を意識し始めるオレ。困ったもんだね。

そうこうしている内に後方より足音が聞こえたと思ったら一気に抜かれる。
ハーフの10分後にスタート切った10kmの先頭ランナーである。
とてつもなく速い。
全力疾走の様なスピードで駆け抜けて一気に見えなくなってしまう。そりゃそうだ、彼らは時速
20kmを越えており、状況によっては自分の3倍程度のスピードで駆け抜けて行く。あれで人
にぶつかったら交通事故に匹敵するダメージを受けそう。その後もバンバン抜かれる。気持ちい
いくらいの抜きっぷりだ!

心の葛藤
“成るようになる”と決めたはずが・・・
Naoto-A:「自分の実力をよく知る事。無理するとリタイアしちゃうぞ」
Naoto-B:「何甘い事いってんだよ、足切りにびびっているのか?ガンガン行け」
マイペースで走ろうという気持ちと、少しでもペースアップし完走者リストに仲間入りしようと
言うスケベ心が交差する。

1周目前半は体が慣れるまで辛かったけど、それ以降は体も順応してきたのか周囲の状況を確認
できるようになる。ほぼランナーはばらけて前走者との位置関係は固定されてくる。無事一周
を終えたけどタイムは確認するゆとりがなかった。どの程度の所を走っているのだろうか?

2周目に入ると変化の兆し
自分のペースに変化はないのにピッチを上げる方が出てくる。これが経験者の底力なのか?しかし、
無理は禁物で後を追うような真似はしない。中にはペースを急激に上げすぎたのか息切れし歩い
ている姿を捉える。抜いて行ったと思うとまた歩いている。まるっきりウサギとカメを演じてい
るようだ。もちろん自分は亀さんだよ。ついにはすっかりヤラレて歩道を歩く競技者が増え始める。
多分、前半の飛ばし過ぎと暑さにやられた結果と想定する。自己管理がタイム、ひいては完走で
きるか否かを左右する要素である事を実感。自分は相も変わらずAとBがせめぎ合いの真っ只中。

給水ポイント
一周に4ヶ所も配備され地元の方々が対応にあたってくれた。我々は喉の渇きで困ることなく走れた。
ありがたや~。 飲むものと思い込んでいた水であるが、冷却用に体に掛けている選手を発見。
なるほど、熱く火照った筋肉を静めるにはいいのかも。オレも真似してみよう。次の給水所で早
速実践。遠慮がちに胸元に掛けてみる。水温はぬるめだが冷却効果抜群で“ウヒャ~”って変な声
を出してしまったのは恥ずかしかった。その後大胆になり背中や足、顔、頭の天辺に掛けるなど行
水はだんだんとエスカレートする。

衣服は当然びしょ濡れ状態。
それでも気化熱により体の表面温度を下げる効果があるので、暑がりには最高の水遊びとなった。
そして給水ポイントが楽しい場所になってやる気も出てきた。お次の給水ポイントで同じように
シャツをめくって胸元に一杯掛け、背中一杯掛け、締めに頭の上から豪快に水を掛けた。だが、
給水テーブルを間違え、カップにはポカリが・・・。ポカリを浴び続けるオヤジ、呆然と見守る
給水係さん。競技は戦いの場だ、何が起きても動揺するな。


地元の声援
トップランナーが2周目を終えるとグッと観客も減る。残るは自分を筆頭にした底辺ランナー勢な
ので仕方がない。しかし沿道のおじいちゃん、お婆ちゃん、父さん、母さんは帰ることなく我々
にも分け隔て無く声援を送ってくれた。“後もう少しだガンバレヨー!”もがき苦しみながらゴール
を目指す我々には堪らなく嬉しい。そして嬉しい事は続く。暑気払いにと水道ホースを引っ張って
冷たい水掛サービスのお父さんが待ち構えていた。希望者にはお好みの部位へ水を掛けて頂いた。
一時の清涼感を味わって先へ進む。
褒められると頑張っちゃう、応援されると応えたくなる。住民の応援というドーピング効果が現れた
のか俄然力がみなぎってきた。ポカリでべたつく体に鞭を入れ完走を目指す!

完走に向けて
15km地点に近づく。腕時計で確認しながら走ったので大丈夫そうだ。残るは20km地点。
遅いながらもペースを保持して走ってきたので心拍数、筋肉の疲労度共に多少のマージンが残って
いる。行けるか、オレ? 徐々に20km地点に近づいてきた。2時間20分以内で20kmポイ
ントに到達させるため走りながら係員に残り距離数を確認した。あと2kmとの返答。おっしゃ~
ゴールは近いぞガンバレ、オレ!
やや暫く走って沿道のおじさんから声援を頂く「ファイト~、あと2kmだ諦めるな~」・・・orz
どっちの距離が正しいのだろう。

チト調子狂ったが射程圏内に入った事が分かった。そしてゆっくりと後ろから近づくスイーパーバス。
負傷や自己申告リタイアした選手が乗っているようだ。オレは絶対に乗らない。

そして関門の20km地点。
数分の余裕を残して通過。残る1kmは少しだけピッチを上げてゴールへ向かう。女性が選手紹介を
兼ね名前と出身地をアナウンスしゴールに導いてくれた。

やった~完走できた-!!

完走タイム:2時間18分05秒

2010GSIMG_1394.jpg


+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-


中央分離帯の芝生で休息。
深呼吸して息を整える。
心地よい疲労感を伴いながら後続者のゴールを眺めていた。
充実感に包まれつつも、こんな苦しい事はもうこりごりだ。
何でお金払ってまで苦しい思いしなきゃいけないのか。
これ、正直な感想。

それにしても練習時より時間短縮できた要因は何だろう?
特に何かしたわけでないし暑い事を考えたら条件は良くなかったハズ。
思うに沿道で観戦してくれた地元の方の声援に他ならない事に気が付いた。
ひとり乗り込み孤軍奮闘する者には最高の力の源になったようだ。
応援頂いた市民の思いやりに感謝致します<(_ _)>


そして表彰台
【2月生まれ、札幌出身で47歳、オフバイク好きの部】見事第一位!!
2010GSIMG_1403.jpg

近くにいたお兄ちゃんに撮ってもらいました。
この位のイタズラ、許容範囲だよね?


テーマ:マラソン - ジャンル:スポーツ

  1. 2010/07/26(月) 23:56:08|
  2. ランニング
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  4. | コメント:8
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コメント

つぎは何にチャレンジ

無謀なチャレンジだなんて 大変失礼いたしました ハーフ完走 おめでとうございます。 日本陸連公式記録獲得ですね、つぎはフル挑戦 北海道マラソンですかね! オイラは涼しい高所めざし歩きます。
  1. 2010/07/27(火) 06:53:13 |
  2. URL |
  3. 珍ば #-
  4. [ 編集]

珍ばさん

無事完走できました♪
完走出来たのは昔風に言うと気合いと根性でしょうか?
自分でもにわかに信じられません。

ゲップがでるほど腹一杯走ってきたのでもう十分です。
汗のかかない癒し系の遊びがしたいです(笑)
  1. 2010/07/27(火) 12:45:27 |
  2. URL |
  3. naoto #BxYCzxlY
  4. [ 編集]

完走おめでとうございます

わ~ドキドキですね~
一週間にハーフ2回でフルマラソンですねe-349
naotoさんの参戦記やっぱおもしろいっす。










  1. 2010/07/27(火) 15:15:40 |
  2. URL |
  3. 5tt #-
  4. [ 編集]

5ttさん

ありがとうございます。
無事帰ってきました。

ハーフであれだけ苦労したのだから
フルなんて想像もつきませんね。

そのうち勢いでフルに参戦する事は多分
無いと思うので煽らないで下さい。

走るのは春か秋がいいですね。
夏は暑くてたまらんですばい。

  1. 2010/07/27(火) 22:31:57 |
  2. URL |
  3. NAOTO #BxYCzxlY
  4. [ 編集]

完走おめでとうございます

ハーフマラソンすごすぎw

僕なら1キロも無理かとw

2時間以上も走り続けられるなんて
信じられませんw

おめでとうございます!!
  1. 2010/07/27(火) 23:33:48 |
  2. URL |
  3. TOMOAKI #CwaEbrz.
  4. [ 編集]

もしかして、六根清浄、、って歌いながら走った?

この時期にマラソンとは流石北国、うちの地元の市民マラソン大会は12月です。

それにしても、苦行のような登山とオフレースとマラソンを全て楽しんでるとわ、、完全にMですね(笑)

自分は登山だけで十分ですわ。
  1. 2010/07/28(水) 00:22:52 |
  2. URL |
  3. mic #-
  4. [ 編集]

TOMOAKIさん

ありがとうございます。

気が付くと長い時間走るようになっていました。
最初は300m、そして1km、5km、徐々に伸ばして。
まだ楽しめる域に達してないので苦しみが大きかったりします。

業務連絡:大変ありがとう御座いました<(_ _)>
  1. 2010/07/29(木) 00:07:44 |
  2. URL |
  3. NAOTO #BxYCzxlY
  4. [ 編集]

micさん

関西方面の厳しさには足下に及びませんが、
それでも湿度の高さはどうしたものかと。

迷いと欲にまみれた俗世間から一時離れる場面が3M(Mountain,Machine,Marathon)修行。
押しが入ったり、筋肉を痙攣するさせているあいだ
は余計な事は一切頭に入ってきません。それだけ
に集中できるまさしく非日常。
やめられませんわ~(笑)

年齢を重ねるに連れ自分に課すテーマが重くなって
来たような気がします。どうして?
  1. 2010/07/29(木) 00:17:36 |
  2. URL |
  3. NAOTO #BxYCzxlY
  4. [ 編集]

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