○序章
シックネスゲージです。

GS購入後とりあえず買った工具の一つ。タペット調整に必要だからと購入したけれど未だ未開封な測定器具。使う使わないは二の次、モノが無いと不安になり、有ると妙に安心する性格で、無駄と知りつつも準備しておく事が多いです。コイツもケースに入ったままの状態で、心の安らぎになっていたのです。自分で使う事は無いんだろうな〜、と思いながら・・・。
○金曜日
整備の達人tetsu(講師)さん宅へお邪魔しました。
これが事の始まりでした。以前、tetsuさんが実践したピストンリング交換のお話を聞きつつ、整備のイロハ机上学習会の始まりでした。メンテブックやリペアマニュアルを見ながらアレコレとレクチャーを受講する自分。飲み込みが悪い受講生で講師のtetsuさんを困らせる(笑) すると講師は論より証拠、とばかりにヘッドを持ち出して熱弁をふるっていただくことになった。実物があればヘッドバラシ(何故ばらす?)の基本的な作業方法がイメージでき、大変参考になった。何かの時に役立つであろう!
ここで止めておけば傷も浅かったろうに、昨年よりオイル滲みのあるプッシュロッド根本のオイル漏れの相談を持ちかけてしまった。更に詳しい分解方法、作業の留意点、リペアマニュアルには記載無い細かなノウハウを伝授して頂いた。講師のマシンガントークで、スッカリその気になった自分、これならセルフメンテで出来るかな?
これがプッシュロッドからのオイル滲み状況です。シール不良で整備の必要があるのか、はたまたオイルが入っている証と捉えるモノなのか、この辺りは考え方によりますね。

○土曜日
この日は整備休暇日デス。
○日曜日(ショップにて)
本人はすっかりその気になって、いつもの某ショップさんを訪ねる。
プッシュロッド根本のオイル漏れ修理に必要なパーツを準備願った。ガスケット類とプッシュロッドの受けである。部番を確認しその場で全てのパーツが揃う。う〜んマンダム!

交換に際しての留意点を絵解きにして細かに教えを請い、頭に詰め込む。フムフムなるほどね。メンテブックや、リペアマニュアルに書ききれない、作業のちょっとしたコツがとてもためになる!
これは今回の整備用にと準備したケミカル類。

焼き付いているエキパイ外しが大変なので、チョイとお高い冷却浸潤スプレー。以降のエキパイ取り外しを少しでも容易にすべく、塗り込み用グリスも購入した。液体パッキンはスリーボンド製がお勧めとのこと。歯磨きチューブのサイズは量も多く使い切る事はないので、ごく少量に分包されたものを購入。成分は同じです。
お店滞在中、組合メンバーさんにお会いする。春先の乗り出しに向けて、色々部品を取り寄せ準備しているみたいです。もうすぐ春ですからね〜♪
○日曜日(自宅にて)
修理の達人ご両人、tetsuさんとA野さんが我が家へ来訪。
金曜日のレクチャーをより確実にするためと、教材を持参頂いたのだ。OHVのヘッド・シリンダー・ピストンキットで分解状態をイメージし、整備をより確実なものへ導く教材キットだ。これがあるとレゴブロックの如く、組んだりバラしたりが自在に可能で、整備に弾みがつくという訳だ!
わざわざありがとうございました<(_ _)> しかし、これだけで終わらなかった・・・。
ヘッド開けようか〜♪
達人の一言で作業開始の火ぶたが切って落とされた!これからタペット調整メンテ教室の夜学講座スタートだ!

・ナット類を外してヘッドカバーを取り外した。これは難しい事無し。ヘッド下にはプラスチックの受け皿を置き、ワッシャーの紛失を防ぐ。
・上死点出し。ゴムプラグを取り外して上死点マークの“OT”を探し出す。裏技としてプラグホールへ割り箸を差し込み、ピストンの最大出っ張り具合を見当付け、その後窓からOTマークを確認する。ピストンの上下作業には、キックで動かすか、ギアを入れてリアタイヤを回すかで対応する。今回は前者の方法で実施した。
オイル注入口右隣の穴がチェックホール。上死点を探したり、点火タイミングの確認をするための秘密?の小穴です。コッソリ覗こう♪
・上死点マークより確認したOTマーク。この状態で爆発行程のタペットクリアランスを測定する。もう一方のシリンダーは排気行程中であり、バルブを押し込んでいるため隙間は無い。
コッソリ覗くとこんな感じ。ちゃんとOTマークが見えますね。

・シックネスゲージでin側、out側の隙間を確認する。金属が熱膨張していない冷間時に行います。規定値は、in側0.1mm、out側0.2mmだが、規定値外であったため調整を試みる。これが思いの外大変な作業だ。自分が合わせると全然上手くいかない。
・達人のお手本。スパナとゲージでカチャカチャ調整するとピッタリ規定通りだ!う〜ん、凄いな。

・反対側シリンダーの現状クリアランスを調べる。
in側0.06mmなので規定値よりクリアランス不足で不合格かな。out側0.2mmで合格です!

およそこんな感じでタペット調整を進める。なるほど、聞くとヤルとじゃ大違い。OJTによる教育は効果てきめんだ。調整方法は理解したので後はどれだけ規定値内に収めるかを練習すればいいのであろう。